簿記検定の勉強に欠かせない「問題集」
どれを選ぶかによって、合否の結果にさえ直結する。とても大切な選択と言えます。
そこで、簿記3級、2級、1級を合格した私のおすすめする問題集をご紹介します。
目次より、今勉強している「級」のところをクリックしてジャンプしてください。
この記事の目次
簿記3級の問題集のおすすめ
簿記3級は、実戦形式の問題集を1冊解いておくことをおすすめします。
初めて簿記試験を受ける人も多いと思うので、予め試験の流れを予習しておくと、試験当日に落ち着いて挑むことが出来ます。
実戦形式の問題を解くことももちろん大事ですが、自分で「採点する側」になって、初めて気づく素朴な疑問もあります。
「カンマは付けるのか?」「試験に持っていける時計・電卓・筆記用具は?」など。
※ちなみに、金額にカンマは付けた方が良いです。カンマなしだと減点される場合もあるようです。
詳しくはこちら:簿記検定試験で「カンマ」の正しい書き方
TAC 直前予想問題集
簿記3級のおすすめ問題集は、第○回をあてる TAC日商簿記3級です。
試験前の総仕上げに、「直前予想の問題集」を解いておくと、より合格に近づくことができます^^
それまでは、テキストを繰り返して覚えることが簿記3級の合格のカギになってきます。
過去問題集は?
簿記3級の「過去問題集」も発売されていますが、私は「直前予想」の方がおすすめです。
その理由は「解いた問題と、同じような問題が本試験で出る確率が高い」んですよね。
問題集で解いたのと似たような問題が本試験で出題されると、より合格する確率がアップが期待できますよね。
- 過去問題集が有効なケース:本試験で同じような問題が連続で出題される場合
- 直前予想問題集が有効なケース:大手予備校が過去の出題傾向を分析し、予想された問題が出題される
確率としては、後者の方が高いと思いませんか?
実際私が簿記3級の試験を受けた際は、金額が違うだけでほぼそっくり似た問題が本試験で出題されました。
予想問題の精度は高いと思います!
簿記3級の勉強の仕方
簿記3級のテキストを2~3周読み終えたら、最後の仕上げとしてTAC 直前予想問題集を解いてみてください^^
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簿記2級の問題集のおすすめ
簿記2級は、この3点セットを揃えることをお勧めします。
- テキスト(商業簿記・工業簿記)
- 問題集(商業簿記・工業簿記)
- 直前対策問題集
簿記2級は、3級と比べるとボリュームが多くなり、その分根気が必要とされます。
テキストと問題集を2~3周読み込み、繰り返し問題を解くことが大切です。
仕上げとして、TACの直前予想問題問題集を解いておけば、試験対策は万全と言えます。
みんなが欲しかった 簿記の問題集 日商2級
簿記2級のおすすめの問題集は、「みんなが欲しかった 簿記の問題集」です。
ここがポイント
著者の「滝沢ななみ」さんの解説がとても分かりやすいので、解けない・分からない問題も、解説を読めばとても理解しやすいと思います。
ちなみに、この滝沢ななみさんが書いた「スッキリわかる」テキストは、問題集と一体型になっていますが、問題の数が少ないですよね。
できれば問題集も揃えておくと、本試験で憂いはない!です。
私は、「スッキリわかる」+「TAC直前予想」だけで合格しましたが、私が勉強していた10年前より、日商簿記2級の難易度は明らかに上がりましたからね。。
簿記2級の問題集はぜひ「滝沢ななみ」さんの「みんなが欲しかった 簿記の問題集」で勉強してみてください^^
おすすめです。
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TAC 直前予想問題集 日商簿記2級
日商簿記2級を合格する為に、必ず解いておいてほしい問題集です。
本試験と同難易度の問題で、かつ出題傾向を捉えた予想問題なのでとても効果的な試験対策となります。
過去問題だと、近年出題されていない問題に対応できません。
一方、直前予想は大手簿記予備校TACが過去の出題傾向を分析し、予想した問題ですので、日商簿記2級の学習の総仕上げとして、是非ともおすすめする一冊です。
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簿記1級の問題集のおすすめ
日商簿記1級に関しては、ハッキリ言って独学での合格は棘(いばら)の道です。
悪いことは言いません。大原やTACに通学する事をおすすめします。
(それでも、合格するのは難しいですが。)
難しい問題を解くことに早めに慣れよう!
日商簿記1級の本試験で出題される問題は、2級までとは桁違いに難易度がアップします。
テキストは、日商簿記2級の延長から徐々に広く・深く学習していきますが、その「基礎」の部分を繰り返し繰り返し読んで、例題を解く事が最も大事となってきます。
問題集に関して言えば、本試験レベルの問題をいかにこなすかが大切だと私は思います。
私は大原に通って学習しましたが、それでも市販の問題集はほとんど買いそろえて全部解きました。
その中で、一発合格を目指す為に絶対に解いてほしい問題集をご紹介します。
通学・通信で学習している人も、もしセット内容に含まれていない問題集があれば必ず一通り解いておくことをお勧めします。
簿記1級は半年に1回しか試験がないので、万全の体制を整えて一発合格を目指してください。
大原ステップアップ問題集
大原のステップアップ問題集は、初めて解くとあまりの難易度の高さに戸惑うと思います。
しかし、本試験ではもっと制限時間が短く、もっと難易度の高い問題が出題されると思ってください。
この大原ステップアップ問題集が解けるレベルになると、合格ラインが見えてきます。
なるべく早く、この問題を解いて次のレベルに「ステップアップ」してください。
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過去問題集(TAC or 大原)
日商簿記1級は、過去問題を解くタイミングも重要となってきます。
ちなみに、早めに過去問題は目を通しておいた方が良いですよ。
あまりの問題量の多さに愕然とすると思います。ちんたら勉強していたら絶対に合格できないことが一目瞭然です。
さて、過去問題集を解くタイミングですが、大原のステップアップ問題集が楽に解けるようになったら、過去問題集を解きましょう。
なお、その際制限時間70分以内で「足切りなし & 80点以上」を取るつもりで、とにかく緊張感を高めて問題を解いてください。
ケアレスミスは絶対にダメです。
本番ではたった一つのケアレスミスがまさに命取りとなります。
特に工業簿記・原価計算では、ケアレスミスは厳禁。
一つでも間違えるとその後の問題が全て間違えてしまうので、足切りとなり、不合格となります。
私は過去問題集を全て合格点を取りました。時間も60分以内で解けるくらい、スピードと精度を高めてください。
過去問題集は日商簿記1級合格のカギを握ると言ってもいいほど、極めて重要な問題集です。
余裕のある人は、やや時間を短めに設定し、難易度をアップさせて解いてみてください。
本試験の緊張感と問題のレベルに慣れること、計算スピードと精度を高めるのに大いに役立ちます。
ちなみに、TACと大原はご自分に合った方を選ぶと良いです。
私は大原に通っていましたが、計算の過程はTACの方が理解しやすかったのでTACの過去問題集を使っていました。
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TAC直前予想問題集
過去問題集が解き終わったら、仕上げにTACの直前予想問題を解きます。
その際、受ける回の直前予想だけでなく、一つ前の回の直前予想も解いておくと有利なのは言うまでもありません。
簿記1級の本試験のレベルの問題を数多く解くことが、私が「合格」のチャンスをたぐり寄せた秘訣です。
Amazonなら、過去の予想問題も購入する事ができるので、ぜひチェックしてみてください。
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以上、簿記3級、2級、1級を合格した私のおすすめする問題集のご紹介でした。
合格する為にはこれらは大いに役立つはずです。
勉強、頑張ってくださいね。
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